第4日~第6日(7月31日~8月2日):2日間のホームステイを終えた高校生達は、送別会場で「必ずマレーシアに“戻って”きます。」

今夜からいよいよ2泊のホームステイ。一人ずつ別々の家庭に行って、家族として過ごす2日間だ。ここ何日間でいつも笑顔のマレーシアの人々に接し、不安より期待でドキドキしていた高校生達は、対面式を終えて迎えに来たホストファミリーと共に家路についた。

2日間のホームステイを終えた高校生達は、送別会の会場である東方政策同窓会(Alumni Look East Policy Society=ALPES)のオープンハウスに集まって来た。マレーシアの民族衣装を着て帰ってきた学生も多く、ホストファミリーと家族のように一緒にいる学生も。口々に「オープンハウスを一緒にあちこち回ったよ」「マレー語と日本語を教え合ったりもした」などお互い体験を話す時間ともなった。ハリラヤの時期に、マレーシア人同志の交流の中に入って、その温かい人の付き合いに感銘していた学生もいた。最後にALEPSの会長であるザイドさんと副会長であるイスラミさんからの労いと「貴重な体験を大事にまたマレーシアに来て欲しい」というまとめの言葉に、高校生も「必ずマレーシアに“戻って”きます」と口々に語っていた。

1週間のマレーシアへの派遣。高校生達は、マレーシア、とりわけ発展したクラルンプールに驚きながら、JICAの訪問やマレーシアの人々の親日ぶりなど通して日本の存在感の大きさも感じたという。いつも笑顔で人と人との関係を大切にするマレーシア人の気質、多民族による多様な文化、イスラム教徒の敬虔さ、2020年に先進国入りを目指すVision 2020に向けて努力する姿などに啓発も受けた。そして何より「マレーシアに“戻ってくる”」という言葉にあるように、マレーシアとこんなにも近い関係になったことが、大きな収穫であっただろう。派遣事業を終えて、高校生達の瞳は全員「自分達もアジアの同じ一員として頑張ろう」という思いで輝いていたように思える。

千葉県立佐倉高等学校・大塚正博さん(右端)とホストファミリー
千葉県立東葛飾高等学校・岡田真輝さん(右端)とホストファミリー
松戸市立松戸高等学校・梶原航平さん(中央)とホストファミリー

千葉県立成田国際高等学校・木村織衣さん(左端)とホストファミリー
渋谷教育学園幕張高等学校・高橋祐貴さん(中央)とホストファミリー
千葉県立生浜高等学校・田原広美さん(右端)とホストファミリー

暁星国際学園高等学校・中塚望邑さん(中央)とホストファミリー
専修大学松戸高等学校・備瀬美優さん(右2番目)とホストファミリー
千葉県立千葉女子高等学校・不破夕里さん(右2番目)とホストファミリー

千葉県立柏井高等学校・山田天音さん(中央)とホストファミリー

浴衣姿は、写真を一緒に撮ってと引っ張りだこ
ムルタバというお好み焼に似たようなご馳走は、焼きたて熱々

遂にステージに登場。ここでも「上を向いて歩こう」のメロディに口ずさむ観客も
ステージで司会者が一人一人の名前を聞いて、似た名前のバンドメンバーを紹介したりの掛け合いも
最後は全員舞台に上って。マレーシア語の挨拶もだんだん板につくように

スバンジャヤ市(MPSJ)の代表ダト局長を囲んで
送別会会場のALPESオープンハウス。右がALPS会長のサイドさん、左が副会長のイスラミさん
成田空港に帰国。